今週のアサーションプログラムでは、DESC法についてお話をしました。
DESC法とは、英語のDescribe(描写する)・Explain(説明する)・Specify(提案する)・Choose(選択する)の頭文字を取った言葉で、アメリカの心理学者G.バウアーらによって提唱されたコミュニケーション手法です。
この「D→E→S→C」の順に話を展開することで、相手を説得しやすくなります。
① D:事実を描写する 最初に客観的な事実や状況を伝えて相手と共有し、目的を達成するための話し合いの基盤をつくることからスタートします。
② E:自分の気持ちを説明する 客観的な事実や状況に対して、主観的な気持ち(私がどう思っているか)を冷静に説明します。
③ S:提案する 相手にしてもらいたいことを命令や強制ではなく,提案という形で示すようにします。提案する際のポイントは、現実的で、具体的なものにすることです。
④ C:選択を促す 相手が提案を受け入れた場合、受け入れなかった場合の自分の行動を伝えて相手に選択を促します。
日本では、「みかんていいな」法でもお馴染みです。
み(見た事、事実)
かん(気持ち、感じたこと)★ここで大事なことは「私は」という言葉!
て(提案)
い(Yes 相手が了承した場合)
いな(否。相手がNGを出した場合)