こんにちは。エッグタルトです。
このコロナ禍のご時世で最近映画を見に行けていません。
東京の映画館で古い映画を見るのが好きな私は、
東京都の感染状況を考えると二の足を踏んでしまいます。
見たい映画が上映されているのでひどく悔しい思いをしているのですが、
仕方ないです。
そんな中で今回はクリント・イーストウッドについて
取り上げてみたいと思います。
とはいえ、私はそんなに彼が出演した映画や監督をした映画をみているわけでは
ありません。
ただどうしても思うことがあります。
蓮實重彦をはじめ、いろんな映画評論家や映画作家が
クリント・イーストウッドの監督作品を評価しているのですが、
私にはその良さがいまいちわからないのです。
良さがわからないなりになぜか夢中になってしまい、
その映画作家の監督作品をもっと見てみたい、と思った経験はあります。
溝口健二がそうですし、ホークス、ルビッチ、ブレッソン、ドライヤーなども
そうです。
でもクリント・イーストウッドの監督作品を見てもそういった気持ちには
ならないのです。
それはイーストウッドが現代の映画作家だからかもしれません。
私が見たイーストウッド監督作品
『バード』
『ミスティック・リバー』
『ミリオンダラー・ベイビー』
『チェンジリング』
『グラン・トリノ』
『アメリカン・スナイパー』
この中で映画館で見たのは『アメリカン・スナイパー』だけです。
『ミリオンダラー・ベイビー』と『チェンジリング』は
最近BSプレミアムで放映されたのを録画して見ました。
これしか見ていなくて作家の良し悪しを判断するのは問題かもしれません。
でも最近の作品の『運び屋』は映画館に見に行く気になれませんでした。
見た作品の中で一番楽しめたのは『チェンジリング』でした。
雑誌ユリイカでクリント・イーストウッドが特集された中で
蓮實重彦と映画監督黒沢清の対談があって、『チェンジリング』に
「混乱させられた」という二人の声が載っていました。
この秋に東京・京橋の国立映画アーカイブでクリント・イーストウッドの
特集上映がされるそうです(35㎜フィルムで!)。
でもとてもじゃないけどそれまでに新型コロナがおさまっているとは思えず、
残念だけど見に行けないだろうな。