こんにちは。利用者の苺です。
やっとブックオフに行って不要な本を売ってきました。
とはいえなんだか分からないけど要らないと思っていた本を
やっぱり取っておきたくなったので、売却したのはたったの二冊でした。
それがなんだか思っていたより高く売れてうれしかったです。
帰宅後、嬉々として家の本棚を整頓するわたし。
まあ、読書家だった祖父のように
「右の本棚の上から三番目の段の左から十五冊目にある本は何々」
と言えはしませんが……。
すごいなー、おじいちゃん。その記憶力より、あんなに本があったのに
(一万冊超えていただろうと思う)
家がつぶれなかったことのほうがすごいような気もしますが。
さて、今回紹介する本は「ココロコネクト」というライトノベルです。
著者は庵田定夏さん、ファミ通文庫から出ています。
この本、どうして私は読もうと思ったんだろう?
記憶にありませんが、ライトノベルが好きで「このライトノベルがすごい!」を
毎年買っていたので、それで知って興味を持ったのかもしれません。
このお話は必ず部活に入らないといけない高校に入学したものの、
入る部活を様々な事情で見つけられなかった五人が、新しく作った一つの部活の
メンバーとなって活動するのですが(何かに入らせないといけないので、
とりあえず五人で活動しろと先生が言って作った部活だったはず)、
部活での青春を描いたものではなく、どちらかといえばファンタジーのような
不思議なお話です。
まあ、いろんな現象が起こるんですよ。この五人の間の中でだけで。
第一巻では五人の体と心がランダムに入れ替わる。
二巻では……なんだったっけ、まあいろいろあります。
子供の姿に戻ることもあれば、人の心が読めるのもあったっけかな……。
その現象でとても困るのですが、五人で困難を乗り越えていく中で育まれる絆を
描くお話。
面白いんですけど、読んでいるとこんがらがってきます。
ちゃんと意味が分かればなるほどと思うけど、困った現象を体験する中で生まれる複雑な心理や状況を解説してあるので、
「ふむふむなるほど……ん? あれがああでこうだったからこの人の気持ちが……あれ? いやこうだっけ……」
とちょっと分かりづらい。
それでも、起こった現象に対する認識や解釈、その結果どうするかといった過程がすごく面白かったです。
その部活の五人がお話の中心ですが、わたしは稲葉姫子というキャラが
好きでした。
あと青木という男の子(名前忘れた)。
わたしは五人全員主人公のようなものだと思っていますが、
主人公の位置にいるキャラは八重樫太一という男の子です。
あと、この本の挿絵がとてもきれいなことを付け加えておきます。
もしかすると表紙に魅かれて購入したのかもしれない。装丁はとても大事。
それがきっかけで素晴らしい本とめぐり合うこともありますしね。
さて、それでは皆さんもよろしければ「ココロコネクト」を読んで、
複雑ながらなるほどと思う深い心理の世界(わたしはそう思った)に
ふれてみてください。