春は気温の寒暖差とともに、気圧の変動によっても、自律神経のバランスを崩しやすい季節です。夜ぐっすり眠るためには4つの栄養素を含む食品を意識的に摂取することが大切です。
トリプトファン必須アミノ酸の一種で、体内では作り出せないたんぱく質。体内に入るとセロトニンとメラトニンという物質に変化します。
セロトニンとメラトニンは神経を鎮める作用があり、睡眠効果があるホルモン。不足するとイライラします。
メラトニンは周囲が暗くなると分泌量が増える仕組みになっています。豚、牛、鶏肉などの肉類、マグロ、カツオ、ハマチなどの魚類、アーモンドなどのナッツ類、豆乳や乳製品、そばなど。
ビタミンB6脳の神経細胞の興奮を抑制する神経伝達物質の生成に関与していて、不足するとイライラ、不眠などの精神面に影響を及ぼすといわれています。カツオ、マグロ、サバ、サンマなどの魚類、小豆、大豆などの豆製品、ごま、バナナなど。
ナイアシンセロトニンを作るための環境づくりには欠かせないビタミンです。たらこ、いくら、マグロ、いわし、さば、するめ、ピーナツなど。
マグネシウムセロトニンの生成に欠かせないもの。ストレスが増えるとマグネシウムが消費されて気持ちが落ち着かなくなるといわれています。大豆、納豆、油揚げ、枝豆、いんげん豆、あずき、カキ、はまぐり、わかめ、ナッツ類など。
※卒業生が就業先の農園で育てた野菜を使った料理です。