梅雨も明け、本格的な夏を迎えましたが、
皆さんお変わりなくお過ごしでしょうか?
突然ですが皆さん、本を読んでいますか?
という私も子供が生まれていてから、なかなか落ち着いて本を読む時間が取れていないのですが、
一か月に一冊は必ず読もうと決めて自分が読みやすい本を手に取って読んでいます。
スタッフや利用者さんからも日ごろ本を読んでいないという声が聞こえてきたので、
本日からユメキットのおすすめの一冊と題してこのブログでご紹介させて頂こうと思います。
今週はモデルの栗原類さんが書かれた
『発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由』
という本をご紹介します。
栗原類さんは1994年生まれでイギリス人の父と日本人の母を持ち、8歳の時に母の就業先のニューヨークで発達障害(ADD・注意欠陥障害)と診断されました。
中学時代にメンズノンノなどのファッション誌でモデルデビューして、17歳の時にバラエティ番組でネガティブタレントとしてブレイクされます。
19歳でパリコレデビューし、現在は、モデル・タレント・役所としてテレビ・ラジオ・舞台・映画などで活躍中です。
2015年にNHKの朝の情報番組で自身が発達障害(ADD・注意欠陥障害)であることを告白し、大変話題になりました。
私もちょうどこの番組をテレビで見ていて、お若いのにとてもしっかりした方だと感動をしたのを覚えています。
海外ではハリウッドスターのトム・クルーズやオーランド・ブルームなどの著名人が自身の発達障害をオープンにしていますが、
日本の芸能人でこのような告白をしたのは珍しくとても勇気のある告白だったと思います。
この本では栗原さんが8歳で発達障害(ADD・注意欠陥障害)と診断されてからどのように自分の才能を生かす場所をみつけて輝けるようになったのかを栗原さんと自身も同じ発達障害(ADHD)をもつ栗原さんのお母様、栗原さんの主治医とで振り返っています。
栗原さんの友人であるピースの又吉さんが書かれた文章もあり、様々な角度から発達障害とはどういうものなのかというのを教えてくれる一冊です。
個人的にはお母様の泉さんが書かれた「あの時はこうだった」という振り返りが子育てをしている母としてとても参考になりました。
漫画版『マンガでわかる発達障害の僕が羽ばたけた理由』
も発売中だそうです。
皆さんもぜひ一度手に取って読んでみてください。
次回は利用者さんがおすすめの本をご紹介します。