こんにちは。利用者の苺です。
ふー、どの本を紹介すべきなのか迷いますね。
たくさん読んでいますけど、紹介したいけど詳しい内容を覚えておらず、
「面白かったです」としか書けないものや、
「うーん、これはわざわざここで紹介する必要はないかな……」というような
本が多くて。
あと、記憶から消えている本もある。きょうもきょうとて読書メーターの
「読んだ本」を見返して、紹介する本を探しております。
最近はパソコンの使い方の本を借りて読んでるんですけど、
自分のパソコンのOSのバージョンを勘違いして、違うバージョンのOSの本を
借りてしまったわたし。
でもまあ、少し必要なことは分かりました。
これを借りなおして、世界史の本を借りなくちゃ。
いつも10冊限度で借りているので、読み終わり次第返さないと借りたくても
借りられない。
朝、行きがけに返却用のブックポストに投げ込むんですが、
うっかりそれを忘れた日、帰り際にメールをチェックして、
「予約本到着のお知らせ」が来ていたときのショックといったら……。
そういえば、当然ながら何ヶ月か前に予約した
「沈黙のパレード」はまだ来ません。
何年かかるのやら。
さて、今回紹介する本は、もう他に思いつかないので絶版本の
「屋根裏の姫君―ガラスの靴を履いた少女―」
「裸足の花嫁―屋根裏の姫君―」、著者は加山暁子さん。
コバルト文庫から出ていますが、
絶版なので興味がある方は古本屋をお探しください。
はじめの題名が上巻、次の題名が下巻です。
この本は題名からなんとなく想像がつくかもしれませんが、
「シンデレラ」のお話を下敷きにした物語です。
だいたいお話は世間に知られているシンデレラの通り。
原作のグリム童話のことを置いておくと、知られている「シンデレラ」の内容は、お話の詳しい状況がよく分からないと思います。
たとえば、あのシンデレラにドレスやらガラスの靴やらをくれた
魔法使いはなんだったのかとか。
お父さんが再婚したのはいいけど、実のお母さんはどうしたのかとか。
お父さんと義理のお母さんはどこで知り合ったのかなど、
少なくともわたしはシンデレラが置かれていた状況がよく分からず、
そしてまた恋愛と結婚に憧れたことがないので、
「シンデレラ」というお話には興味はありませんでした。
そのためなぜこのお話を読もうと思ったのかは不明です。さすがに忘れました。
買ったのって十代の頃か? 好きだったので家にありますけどね。
捨てまくる片付け親子(母とわたし)だけど、これは捨てなかった。
その理由は、よく分からなかったシンデレラの置かれている状況が
ちゃんと分かるように書いてあって、
そして!(ぎゅっとこぶしを握りながら言う)感動したんですよ!
今でもあのクライマックスのシーンは忘れられません。
ただしシンデレラが王子様と結ばれる場面ではありませんが。
世に知られている「シンデレラ」とおなじで、
王子様の存在感はあまりないんですよね。
それよりもシンデレラには片付けなければならない問題があれこれと……。
素敵なお話なので、もし、万が一たまたま古本屋で見つけられたら
お読みになってみてください。
本当、古本屋で欲しい本が見つかる確率は万が一。
有名な本なら山ほどあるだろうけど、有名でない本を地元の古本屋で見つけられる可能性はあまりない。
通販は疲れるから嫌なんですよねー。
いつ来るかいつ来るか楽しみ過ぎて何も手につかなくなり、来た頃には疲労困憊。意識を切り替える術をご存知の方はお教えください。
さて、それではこの辺で失礼します。
皆さんも、古本屋でめぐり合って気が向いたら、