おすすめの本紹介 その7

おすすめの本紹介 その7

こんにちは。利用者の苺です。
前回書いた本紹介で、紹介したい本を思い出せたと書きました。
まあ、それは事実で、変わってないんですが……
最近ふと、図書館でライトノベルを借りてみたんですよね。
で、やっぱり、わたしはライトノベルが大好きなようです。面白いよねー、
可愛い女の子いっぱい出てくるし。
男キャラは?と言われると、
まあ、可愛い男キャラなんてほとんど存在しないので。
可愛い男キャラが存在するのなら、特に男性向けラノベを好んで読むことも
なかったのかな……。
そしてずっと何を紹介しようか迷っていた理由は、あまり思索を深めなくても
(何か大げさ)紹介できる本はやっぱりラノベだったからみたいなんですよね。
でも、わたしが好むラノベは……むにゃむにゃ。
これで、「キノの旅」とか「狼と香辛料」とか「フルメタル・パニック!」とか「とある魔術の禁書目録」とか、そのあたりが好きならば紹介することを
そんなにためらわなかったものを……。
「キノの旅」はまあまあ好きですが、
残りの三シリーズはすべて途中まで読んで挫折しました。
「狼と香辛料」は今後読むかもしれませんが、残りの二つは人がバタバタ死んで
いくのが怖くて読めなくなってしまって。
あと、「ソードアート・オンライン」も紹介して問題ないと思うけど……
でも、あれはあれがあーでこーで、わたしにとってはうにゃにゃ。
だからといって「キノの旅」を紹介しようにも、全部読んでないし、
内容全然覚えてないし……。
というわけで、読書メーターで読んだ本を確認し、紹介できそうなラノベを探したものの、紹介できるものについての感想を書く気にならず、他に紹介できる本を発見しました。
じゃあ、この前置きは何だったのかというと、

本当に好きな本が紹介しづらいというただの愚痴でした。

ごめんなさい。

さて、今回紹介する本は入間人間さんの

「時間の落としもの」

です。
時間をテーマにした短編集です。
 この中でわたしが好きな作品は……題名が分からない。
科学者がタイムマシンを作る話です。
この話が大好きで、特に主人公がよかったので、
他の話についてあんまり覚えていないけれど紹介しました。
覚えていないというか、はじめに載っているお話が怖くて怖くて、他のもおなじように怖かったら困ると思ってしばらく放置しておいたんですよ。
数ヶ月後に恐る恐る読んでみたら、他のお話はものすごく面白かった。

あと、どうせだから、もう一冊紹介します。

綾辻行人さんの

「十角館の殺人」

です。
綾辻さんの有名な「館」シリーズの一作です。
わたしは一時期、新本格と呼ばれる推理小説をずーっとひたすら、一年に読む
本のうちの八割はそれだけというくらい読んでた時期があったんですが、
このころに「館」シリーズ読んだのかなあ……。
新本格を読もうと思って綾辻さん読んでなかったら、何が読みたかったの?
新本格じゃなかったの? ということになるし……。
最近、父と面白かったミステリについて話していて、父が一番驚いたトリックを
聞いたら、わたしもそのトリックを知ってたんですよね。
お話の中でそれが分かったきっかけも覚えていたけど、父もわたしも、
誰のなんという作品だったかが分からなくて。
で、内容からしてそれが「館」シリーズだったんじゃないかと思われるんですよね。
父は綾辻さんのファンで、「十角館の殺人」も父の部屋にあったから読んだものだし。
それなら「十各館」も知っていたはずで、それならこのトリックを忘れるとは思えないんだけど…… おかしいな。
今回読んで、すごく驚きました。
とりあえず、この本の帯に書いてある「一行ですべてが変わる」、
その通りの内容です。
書いてあることを認識していても理解できず、茫然とします。
が、お話の面白さは人によって変わりますから、わたしが面白かったという
それだけのことなんですよね。
面白いから読め! と父の本を渡したら、母は「一行」がどこなのか分からず、
「一行」の先を読んでいるところで、きょとんとしていました。
一方で母は、わたしがすごく驚いたからこそすすめた「ダリの繭」(有栖川有栖作)のトリックが分かって、
「これがこうなのは当たり前でしょ?」というふうに申していたので……。
おなじものを好きになって、それについて熱心に語り合える人がいるというのは
幸せなことなのだと思いました(説教か)。
というわけで、面白い本二冊、

「時間の落としもの」の科学者がタイムマシンを作る話

「十角館の殺人」

についての紹介でした。
わたしがこの本を二冊一緒に紹介した理由が分かったかたは握手しましょうね!
そう、理由があるんです。書いている途中で思いついたのですが。
つまらなくなるから理由は言えないんです。

分からない人は読めば分かるよ!