おすすめの本紹介 その18 - 就労移行支援事業所ユメキット

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おすすめの本紹介 その18

こんにちは。利用者の苺です。
さて、今回どの本を紹介するか迷ったのですが、結局一番書きやすい本にすることにしました。
このブログでたびたび題名だけ出していた、そして好きだ好きだと 騒いでいた

今野敏先生の「隠蔽捜査」シリーズです。

予約していた第七巻と連載中の第八作の一話が掲載されている雑誌を図書室で
借りて読みました。雑誌にはもう二話も三話も掲載されていると思うのですが、
まだ借りに行っていません。
いや、続きが気になっていろんなことが手につかなくなるからね……。連載怖い。
あと、単行本を持っているのですが、第六巻「去就」の文庫版を買いました。
「隠蔽捜査」は文庫で揃えているから、ちゃんと買わないと。
書棚に「隠蔽捜査」シリーズがずらりと並んでいる光景をながめて
悦に入っています。

幸せ。

「隠蔽捜査」シリーズの題名が内容を正確に表しているのは、
第一巻「隠蔽捜査」で、まあそれからはシリーズなんだから主人公がおなじ人で
あるのは当たり前にしろ、「何か隠蔽してるかな?」と感じる内容になります。
仕方ないですよね、はじめからシリーズにするつもりだった大長編でもない限り、題名がシリーズ通して内容を象徴するようにはできない。
第一巻「隠蔽捜査」でちゃんと話は終わってたし。
わたしは勝手に人気が出たからシリーズになったんだと思ってます。
いえることは、

「これ、シリーズ化しなければよかったのに……」

という内容ではないことです。

ありますよね?

きちんと終わってたし、とても魅力があったのに、シリーズ化で蛇足が書かれて
いると感じる話。
「余計なことを……」と思っていても、好きだっただけについつい読んでしまって苛々し、それならもう読むのやめろよ、と自分に突っ込むようなこと。
「隠蔽捜査」シリーズの特徴は、警察小説で大体が敵役だったキャリアの警察官僚が主人公だという点です。
主人公の竜崎伸也はキャリア官僚。東大法学部卒。
階級は……忘れたけど、すごく高い位の人。
で、第一巻のはじまりではすごく嫌な奴です。

「東大以外は大学ではない」という意見の持ち主なんですよ?

酷い言い草。

キャリア官僚として出世できるのは東大出か京大出だかららしいけど……
世の中の人、みんなキャリア官僚にならないし。
大学は、学力が実力に見合って、好きな勉強ができるところでいいでしょ。
 出だしはそんな嫌な奴の竜崎ですが、読み進めるうちに、だんだん
「あれ? 癇に障るやつだと思っていたのに、なんかちょっと違うような……」と感じはじめ、嫌な奴ではなかったと結論付ける内容です。
そして今では、竜崎はとても人気のあるキャラクターです。
最近、ツイッターで「今野敏大賞」という、
今野先生の作品の人気投票が行われていたのですが、

警察小説部門での第一位、
そして総合での第一位は「隠蔽捜査」シリーズ

でした。
ツイッターで投票している人のコメントを読んでいたら、「竜崎が好き」という
内容が多かった。
全巻貸した母も竜崎が好きらしい。わたしはというと、まあ、普通です。
特に何も感じないキャラクターで……
どうして人気があるのか、ちょっとよく分からないんですよね。

それよりか戸高ですよ!

 「隠蔽捜査」シリーズの刑事の登場人物、戸高義信。
いつも不機嫌そうな顔をしていて、上役にも言いたいことを言い、
勤務中に競艇(……だったか、なんらかの賭け事が行われている場所)に
行くような不真面目なところもあるが、捜査能力があって、
まわりからの人望もある登場人物。

わたしはもう戸高が好きでね……戸高戸高うるさいな、と自分でも思うけど、

好きなんだもん!

戸高かっこいいなー、戸高と居酒屋でコップ酒を傾けながら、
正義について語り合いたい……。

まあ、わたしはお酒飲んじゃいけないし(服用している薬の都合)、
そうでなくても酔っぱらってみっともない姿をさらすのが嫌だから、
小学生の頃から大人になってもお酒は飲まないと決めていたのですが

(わたしには、大人がすることのうち、わたしは大人になってもしないと小学生の頃に決めていたことがいくつかあり、全部その通りにしている)。

 「隠蔽捜査」は本編が七作、番外編が二冊あるシリーズですが、

おすすめはやはり、第二巻の「果断」です。

山本周五郎賞と日本推理作家協会賞を受賞した作品です。
確認のため調べたら、「隠蔽捜査」は吉川英治文学新人賞を受賞していました。
あと、「隠蔽捜査」シリーズが吉川英治文庫賞を受賞していたんですね。
すみません、忘れていました。
「果断」がなんの賞を獲ったかは、覚えていましたが……。
さて、それではこの辺で失礼します。
皆さんも、戸高がかっこいい「隠蔽捜査」シリーズ、
よろしければお読みになってみてください。

第八作が連載している雑誌、借りるどころか、購入したいなあ……。